自然栽培を実践する現場では、環境の違いや栽培管理に関する疑問が尽きません。今回は自然栽培20年の今橋さんが、視聴者から寄せられた質問への回答と、リーキ(西洋ネギ)の種採り作業について解説した内容を整理してお伝えします。
ニンニク栽培における積雪と寒さへの耐性
寒冷地でのニンニク栽培では、冬の積雪や凍結による影響が心配されます。マルチを使わない栽培で枯れないかという質問に対し、今橋さんは自身の畑での経験を語っています。
今橋さんの畑では2年前に気温が氷点下10度まで下がり、雪が約50センチ積もりました。ニンニクが完全に雪の下に埋まる状態でしたが、春には一つも枯れることなく元気に育ったそうです。ニンニクは寒さに非常に強く、雪の下になっても基本的に問題はないと今橋さんは話します。
自然農法の起源と背景
自然農法は欧米発祥だと思われがちですが、実際は日本で生まれた農法です。福岡正信氏や岡田茂吉氏が、ほぼ同時期に提唱して始まりました。
欧米ではヴィーガンやベジタリアンなど、食に対する意識を持つ人が多く見られます。そのため環境配慮型の農業が進んでいる印象を持たれますが、自然農法自体の源流は日本にあります。
ニンジン栽培の要点と発芽の考え方
ニンジン栽培に関しては、発芽や土づくりについて複数の質問が寄せられました。
好光性種子と土のかけ方
ニンジンは光を好む好光性種子として知られています。しかし今橋さんは、その性質を知ったのは比較的最近のことだったと明かしています。
従来は土を深めに掘って種をまき、しっかりと土をかぶせていましたが、問題なく発芽していました。知識にとらわれすぎず、自身の畑でのやり方を確立することが大切だと言います。
ニンジンを立派に育てる条件
ニンジンを真っ直ぐ大きく育てるための重要点として、今橋さんは以下の要素を挙げています。
- 根を深く伸ばすための畝立て
- 適度な土の湿り気を保つ草マルチ
- 適切な間引き
- 種を蒔く部分の土を柔らかくすること
自然農法で不耕起を基本とする場合でも、土が硬い場所では工夫が必要です。種を蒔く列だけでもスコップで少しほぐすと、根が下へ伸びやすくなります。
動画内で畝を作らずに厚く土をかぶせていた理由については、作業時間が足りなかったためだと説明されています。本来はしっかりと畝を立てて栽培するのが理想的です。
ジャガイモの芽かきへの考え方
ジャガイモ栽培の芽かきについては、今橋さんは基本的に行っていません。
一般的には芽を1〜2本に間引くことで芋が大きくなると言われます。しかし栽培規模や手間を考慮し、そのまま育てています。自身の環境に合わせて、両方のやり方を試してみるのも一つの方法です。
リーキ(西洋ネギ)の自家採種の手順
病虫害に強く健康で美味しいリーキを育てるには、自家採種を重ねることが鍵になります。今橋さんが実践する種採り用の定植手順は以下の通りです。
1. 親株の選定と掘り上げ
畑の中で大きく立派に育った元気なリーキを選び、根を傷めすぎないように掘り上げます。
2. 葉の整理
掘り上げた株の上部の葉を少し切り落とします。この作業は必須ではありませんが、蒸散を抑え活着を助ける効果があります。
3. 定植作業
掘り上げた株が入る深さの穴を掘り、定植します。種採り用株同士の間隔は50センチほど空けていましたが、葉が重なる程度に詰めて植えても問題ありません。種が実りにくい地域では、少し多めに定植しておくと安心です。
4. 植え付け後の水やりと支柱立て
定植した直後は、根の活着を促すためにたっぷりと水を与えます。
生長すると中心から芽が伸びてネギ坊主ができます。風で倒れないよう、早い段階で支柱を立てて紐で固定することが大切です。
採種時の水管理と乾燥の重要性
リーキの種をしっかりと実らせるためには、ネギ坊主が出た後の水管理が重要です。
花が咲いて種ができる時期は、乾燥気味の環境を好みます。水やりを極力控え、乾燥した状態を保つことで良い種が採れやすくなります!タマネギの種採りでも同様に、開花期以降の乾燥管理が成功の秘訣です。
自家採種を何年も繰り返すことで、その土地の気候や土壌に適応した強い作物が育つようになります。
出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより
※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。












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