自然栽培において、土を乾燥から守り微生物を育む「草マルチ」は重要な手法のひとつです。しかし、実際に始めようとすると「どんな草を使えばいいのか」「風で飛んでしまう場合はどうするか」など、細かな疑問が生まれます。
今回は、自然栽培を長年実践されている今橋さんが、視聴者からの具体的な質問に答えた動画の内容を整理してお伝えします。
草マルチに使う草の選び方と注意点
草マルチに使う草の種類について、今橋さんは「基本的にはどんな草でも大丈夫」と解説しています。ご自身もあらゆる草を活用しており、特にイネ科の草などは使いやすくて重宝するそうです。
ただし、草に種がついている場合は注意が必要です。種がついたまま敷いてしまうと、その種が土に落ちて新たな雑草として発芽してしまいます。
草がまだ青い状態であれば問題ありません。タネが黒くなってポロポロと落ちる状態の草は、マルチとして使うのを避ける必要があります。また、ミニトマトの栽培においても、草マルチを敷くことは効果的です。
ホームセンターの腐葉土を使う際の注意点
プランター栽培などで使われるホームセンターの腐葉土について、今橋さんは積極的な使用をおすすめしていません。どのような原材料や工程で作られたのかが、確認しづらいためです。
自然栽培の観点では、農薬や肥料が使われていない落ち葉や草からできた、100%自然なものを使うことが大切になります。市販の腐葉土の中には、野菜の成長を促すために化学肥料が混ぜられている場合もあります。製造元や原材料が明確で、安全だとわかるものであれば問題ありません。
一番安心できる資材は、地主の許可を取って採取した山の土です。もし自然な土がどうしても手に入らないときは、市販のものを使い、無農薬・無肥料で栽培を重ねながら徐々に土を浄化していく方法を提案しています。
草が風で飛ぶときの対策とイノシシ除け
刈り取ったばかりの草は、水分を含んでふんわりと軽いため、強い風が吹くと簡単に飛ばされてしまいます。
風で飛ばされないようにする対策として、次の方法が挙げられています。
- 刈った草を一箇所に集めてネットをかけ、水分が抜けるまで置く
- 野菜の周りに草を敷いた後、トンネル支柱を立ててネットをかぶせる
草は時間が経って水分が抜けると、カサが減って適度な重みが出るため飛びにくくなります。最初からネットで覆っておけば、風対策になるだけでなくイノシシなどの野生動物が土を掘り返すのを防ぐ効果も期待できます。野菜の種類によっては、トンネル支柱を使わずネットを直接かけるだけでも十分に効果を発揮します!
芝生やツユクサを活用する工夫
庭の芝生を刈った後の芝も、草マルチとして活用できます。軽くて飛んでいきやすい場合は、ネットを活用して抑えます。
芝を堆肥にする場合は、青い状態のまま土へ混ぜ込まず、一度完全に枯らして茶色くなってから使うことが大切です。ただし、芝の管理に農薬や化学肥料が使われていた場合、堆肥化の過程で強烈な悪臭を放つことがあります。臭いが出る芝は使用を控え、臭いがないことを確認してから使うか、草マルチとして地表に敷くのが安全です。
また、夏場に多く生えるツユクサは、刈り取って土の上に置くだけだと再び根づいて活着してしまいます。ツユクサを草マルチに使う際は、バケツなどに入れて土に触れない場所に置き、完全に枯れてから畑へ敷くことがポイントです。
まとめ
草マルチは身近にある草を有効に活かせる手段ですが、草の状態や扱い方によって効果に違いが出ます。種を落とさないことや、完全に枯らしてから使うといった基本を押さえることが成功の鍵となります。現場の状況に応じてネットを併用するなど、工夫を取り入れながら実践してみてください。
出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより
※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。











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