ハンマーナイフモアを活用した耕作放棄地の開墾と圃場の水対策

ハンマーナイフモアを活用した耕作放棄地の開墾と圃場の水対策 自然栽培の心と学び
自然栽培の心と学び

ハンマーナイフモアを活用した耕作放棄地の開墾と圃場の水対策
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自然栽培を実践する現場では、荒れた土地をどう整えて作付けへ導くかが大きな課題となります。今回は、自然栽培20年の今橋さんが実践する、ハンマーナイフモアを使った圃場整備と給水テストの手順を整理します。

整備前の畑の様子と課題

開墾の対象となったのは、段々畑の2段目に位置する区画です。気温が約20度まで上がった晴天の日、野菜を植え付けられる状態を目指して作業が始まりました。

現場の圃場には、いくつかの大きな課題がありました。

  • イネ科の雑草に加え、笹や竹が激しく繁茂している
  • 土壌の水分が多く、所々に深い水たまりができている
  • イノシシによって地面がひどく掘り返され、凹凸が激しい

本来であれば、水が溜まる場所にユンボなどで溝を掘り、排水対策を施す必要があります。今橋さんによると、土中の空気と水の流れが滞っているため、イノシシが土を荒らしてそれを知らせている状態だといいます。

今回は水路を掘る時間が確保できないため、まずは草を刈り倒して耕起する工程を優先しました。手持ちの小型耕耘機(ホンダF220)は3馬力しかありません。草が残ったままでは作業が難しいため、徹底した草刈りが求められる状況でした。最初はマキタの電動草刈機(40V)を使い、手作業で草を刈って集める作業から着手しました。

8馬力のハンマーナイフモアの威力と操作性

草が繁茂した広大な面積を効率よく整地するため、今橋さんはハンマーナイフモアを現場に導入しました。今橋さん自身、この機械を実際に扱うのは今回が初めてとのことです。

今回使用された機体の特徴や仕様は以下の通りです。

  • エンジン出力は約8馬力で、軽トラックの荷台に収まるサイズ
  • 前進6段(低速1〜3速、高速4〜6速)、後進2段の変速ギアを搭載
  • 高速・低速の切り替えレバーとチョークレバーを装備

通常の刈払機では、地面すれすれまで刈るために2〜3回の往復が必要です。それに対してハンマーナイフモアは、わずか1回の通過で土の表面が見えるレベルまで雑草を粉砕します。背丈のあるイネ科の草だけでなく、硬い笹や竹までも細かく砕きながら刈り進める強力な破砕力を見せました。地表の草が粉砕されれば、3馬力の小型耕耘機でも刃に草が絡みつくことなく安心して耕せるようになります。

凸凹地での草刈り作業と土の状態

操作手順を確認後、エンジンを一発で始動させて刈り込み作業に入りました。しかし、現場ではイノシシによる地面の激しい凹凸が大きな障害となりました。

地面の穴やコブに車輪が取られ、ハンドルをまっすぐ保持するだけでも強い力が必要です。走行中に深い溝へ車体がはまり込み、エンジンが停止するトラブルも2〜3回ほど発生しました。整地されていない凸凹の土地では、機械の取り回しに細心の注意が求められます。

悪条件の中での作業でしたが、機械が通過した跡は見違えるような状態へと変化しました。雑草が粉砕された場所からは豊かな土が露出し、足で踏むとふかふかとした感触が戻っています。ハンマーナイフモアを新品で購入すると50万〜60万円ほどかかりますが、レンタル等を活用して導入する価値は十分にあります。

湿地化した畑の現状と今後の水路整備

2段目の作業を進める中で、さらに下方にある別の区画(3段目・4段目)の状況も確認されました。下段の畑は上段以上に険しい環境が広がっています。

4段目の区画には水路から常に水が流れ込んでおり、水田にできるほどの水量が確認されました。水辺にはカメやアメンボが生息し、スギナなどの湿気を好む植物が一面に生い茂っています。前日の雨も影響し、足を踏み入れるとジュルジュルと沈み込む粘土質の土壌でした。

今橋さんは、人力だけでこの湿地状態を改善するのは困難であると判断しています。水が滞留する問題を根本から解決するためには、小型重機を持ち込んで明渠などの排水路を掘り直す必要があります。機械の力を見極めつつ、土地の水分環境に応じた段階的なアプローチが計画されています。

水中ポンプとポータブル電源による給水テスト

圃場が奥に長く伸びているため、水やりの労力を軽減する目的で水中ポンプの導入テストも行われました。

用意された機材の構成は次の通りです。

  • ポンプ:工進製の水中ポンプ(定格消費電力400W、汚水・泥水対応タイプ)
  • 電源:Jackery製ポータブル電源(定格出力1000Wクラス)
  • ホースおよび送水用の大型バケツ(容量200L)

水路に異物が入り込まないよう注意しながらポンプを沈め、電源を投入して送水能力を計測しました。400Wタイプの水圧は家庭菜園の水やりには十分な勢いですが、今橋さんが以前イギリスで使用していた1000Wクラスに比べると穏やかな水流です。

計測の結果、容量200Lのバケツを満水にするまでに約9分の時間を要しました。家庭菜園であれば実用的な速度ですが、広大な自然栽培の圃場全体を潤すにはやや物足りなさが残ります!そのため、将来的にはさらに出力の高いポンプへの切り替えも視野に入れています。

適度な雨水と適切な土壌管理により、圃場の一角に植えられたニンニクは葉をしっかりと伸ばし始めていました。機械の力と自然の巡りを活かした畑作りは、一歩ずつ着実に前進しています。

出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより

ハンマーナイフモアを活用した耕作放棄地の開墾と圃場の水対策

※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。

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