科学的データが常識を覆した。イギリスで自然農法が信頼を獲得した軌跡

科学的データが常識を覆した。イギリスで自然農法が信頼を獲得した軌跡 自然栽培の心と学び
自然栽培の心と学び

科学的データが常識を覆した。イギリスで自然農法が信頼を獲得した軌跡
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イギリスにおいて自然栽培を実践する今橋さんは、現地で自然農法を広げてきました。当初は関心を持たれにくかったものの、土壌検査データやメディア掲載を機に評価が一変します。現地の農業専攻の学生や土壌の専門家を驚かせた経緯について、今橋さんが語った内容をまとめました。

ロンドンでの市民農園から始まったイギリスでの歩み

ロンドンでの市民農園から始まったイギリスでの歩み▶▲ この部分を動画で見る(1:30 から再生)

今橋さんは2005年にイギリスへ渡航しました。翌年の2006年6月、知人からロンドンの市民農園を引き継ぎます。約7畝の畑で十数種類の野菜栽培を自然農法で始めました。語学学校の先生や友人たちの協力を得ながら、初年度から野菜の収穫に成功します。

より広い農地を求めた今橋さんは、知人であるシルビアさんの協力を得てエセックスへ移転しました。約5反の土地を借り受け、自然栽培を本格化させます。収穫した野菜はレストランや病院、ホスピスへ届けられました。

エセックスの圃場では、近隣の小学生を対象にした食農教育にも取り組みます。3歳から11歳までの子どもたちや保護者など、150名から200名ほどが畑を訪れました。次世代に自然栽培を伝える活動を4〜5年にわたり継続したのです。

絶滅危惧種の出現による移転と新圃場での挑戦

絶滅危惧種の出現による移転と新圃場での挑戦▶▲ この部分を動画で見る(4:45 から再生)

エセックスの畑で作業を始めて5年が経ったある日、珍しい生き物が現れました。腹部が黄色く黒い斑点のあるイモリの仲間で、絶滅危惧種に指定されているニュートの一種です。

絶滅危惧種の発見により、現地の行政から土地の保護規制がかけられました。これにより、同じ場所での自然栽培の継続が不可能となります。今橋さんは英国土壌協会のオーガニック認証を取得していました。その縁から職員の紹介を受け、ロンドンから西へ車で2時間ほどの現在の圃場へと移転します。

2010年に移転した農地は2ヘクタールの広さがあります。イギリスは家庭菜園文化が深く根付いており、日本以上にオーガニックへの関心が高い国です。

移転初年度から野菜は十分に収穫できました。見学に訪れた約20名の人々に圃場を紹介したものの、当時は自然栽培に強い興味を示す人は現れませんでした。その後も訪問者は年々増えたものの、実践に踏み切る人は現れない状況が続きます。

転機となった2014年の土壌検査データ

転機となった2014年の土壌検査データ▶▲ この部分を動画で見る(7:00 から再生)

停滞していた状況を大きく変えたのは、2014年12月に行われた英国土壌協会関連のイベントでした。土壌研究所による検査結果が公表され、今橋さんの畑の土壌分析データが紹介されたのです。

5年間自然栽培を続けたジャガイモ畑の土を検査した結果、土中の栄養素が保たれており、微生物が活性化していると証明されました。この数値を2015年以降の見学者に提示したところ、大きな反響が起こります。

イギリスの農業教育では「野菜を栽培すると土の栄養が減るため、堆肥などの有機物を補給しなければならない」と教えられます。しかし、肥料を一切投入しない今橋さんの圃場では、土が健康な状態を維持していました。

ブリストル大学で農業を専攻する学生たちも圃場見学に訪れました。学生たちは「昨日学校の先生から教わったことと正反対だが、実際に野菜が育っているため反論の余地がない」と驚愕したと今橋さんは振り返ります。科学的データが示されたことで、人々の関心は急速に高まりました。

専門誌への掲載と世界的な広がり

専門誌への掲載と世界的な広がり▶▲ この部分を動画で見る(11:30 から再生)

2016年にはさらなる転機が訪れます。農場を一般開放するオープンファームを開催し、ファームツアーや自然栽培のプレゼンテーションを継続していました。この取り組みが評価され、複数の専門メディアに農場が紹介されます。

英国土壌協会の雑誌、動物性資材を使わないビーガン・オーガニック・ネットワークの雑誌、そしてサティシュ・クマール氏が関わる雑誌の3誌に掲載されました。

メディア掲載をきっかけに認知度は一気に拡大します。年間の訪問者は200名から300名規模に達し、大学教授などの専門家も注目するようになりました。

自然農法開始から10年が経過した2019年、再びジャガイモ畑の土壌検査を実施します。その結果、2014年の検査時よりも土壌の健康状態を示す数値がさらに向上していました。

10年間の栽培を経ても土が健全であることが証明され、自然栽培を導入する人が相次ぎます。スコットランドでは50町(約50ヘクタール)の大規模農家が自然農法を開始しました!家庭菜園をはじめ果樹やきのこ、野菜など多様な分野へ実践の輪が広がっています。

大規模な菜種栽培への課題意識

大規模な菜種栽培への課題意識▶▲ この部分を動画で見る(14:30 から再生)

イギリス国内では、約70万ヘクタールという広大な面積で菜種油用の菜種が栽培されています。6月になると黄色い絨毯のように花が一斉に咲き誇り、美しい景観を作ります。

しかし実態を調べると、そのすべてが農薬を用いた慣行農法によるものでした。農家へ直接足を運んだ今橋さんは、使用される農薬の量に衝撃を受け、環境負荷の大きさを痛感します。

農家への敬意を払いつつも、無農薬栽培への転換を模索しました。調査の結果、イギリス国内には無農薬の菜種油農家は1軒も存在しないと判明します。しかし隣国のアイルランドに、唯一1軒だけオーガニックで菜種油を生産する農家が見つかりました。今橋さんは2016年に現地を訪問し、自然農法の普及に向けた対話を重ねています。

出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより

科学的データが常識を覆した。イギリスで自然農法が信頼を獲得した軌跡

※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。

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