自然栽培を実践するうえで、土づくりや作物の選定、管理方法には独自の考え方があります。
今回は、自然栽培農家である今橋さんが動画で回答された、家庭菜園の疑問や栽培技術についての見解を整理してお届けします。
鉢植えから始める自然栽培と土の扱い
自然栽培の土づくりは、身近な鉢植えからでも始められます。
無肥料の土が手に入らない場合、市販の培養土を使っても問題ありません。そこに山の枯葉で作った堆肥を混ぜ、水だけで管理していく方法をとります。
市販の土には元肥が含まれているケースが多いです。そのため、土が自然な状態へと浄化されるまでは、病気が発生することもあります。
そこから肥料を与えずに管理を続け、自然栽培の土へと切り替えていく姿勢が大切です。
新しい畑で最初に植えるおすすめの野菜
新しく菜園を始める際、最初の作物として今橋さんはミニトマトを挙げます。
ミニトマトは収穫量が多く、初心者にとっても育てやすい野菜です。トウモロコシやピーマンと比べても、最初の作付けに適しています。
何から育てればよいか迷ったときは、まずミニトマトから挑戦してみてください。
自然栽培における連作の考え方
自然栽培では、同じ科の作物を続けて育てる「連作」に対する捉え方が一般の栽培と異なります。
タマネギの後はタマネギを続ける
秋にタマネギを植え、春にサツマイモを植える輪作は、自然栽培が推奨する連作には当てはまりません。
タマネギの後にイモ類を植えると、土の性質が変わってしまいます。土がタマネギの育ち方を覚えない状態が続いてしまうのです。
連作を行う場合は、タマネギの後には再びタマネギを重ねて栽培していきます。土にその作物の性質を記憶させていくアプローチをとります。
ただし、日本のように一年に二回作付けができる地域では、季節ごとの気候に合わせて柔軟に対応することも必要です。
気候による作付け回数の違い
日本では春と秋の年2回ジャガイモを収穫する二毛作が可能です。
しかし、今橋さんが拠点を置くイギリスでは、冷涼な気候のため一毛作に限られます。
春に植えたジャガイモは8月から9月に収穫を迎えます。10月には気温が大きく下がるため、秋植えジャガイモの栽培はできません。
地域ごとの気候条件を見極めたうえで作付けを計画することが基本となります。
有機質肥料や米ぬかを使わない理由
自然栽培では、動物性肥料だけでなく植物性の肥料も畑に入れません。
米ぬかや油かす、ボカシ肥料なども使用しない方針をとります。外部から肥料分を持ち込まないことが、自然栽培の根本的な考え方です。
米ぬかや稲わらは、どのような栽培過程で作られたかが重要になります。慣行農法で作られた資材であれば、畑に農薬や肥料を持ち込むことと同じ結果になるためです。
残渣についても意図的にすき込むことはしません。収穫後に刈り取った作物は、その場へ自然に倒して置くだけにとどめます。
砂漠のように草も生えない極端な環境を除き、資材を無理に投入しないシンプルな管理が基本です。
落ち葉をマルチに使う際の注意点
畝の上に落ち葉を敷き詰める方法は、草マルチと同様に土の保護として有効に機能します。
ただし、後から畑を耕す予定がある場合には注意が必要です。
芯の硬い落ち葉が分解されないまま土中に入ると、野菜の根が伸びる障害になってしまいます。
落ち葉がしっかりと腐食して柔らかくなるまでは、土の中にすき込んではいけません。
表面を覆うマルチとして活用し、十分に分解が進んでから土となじませる配慮が欠かせません。
トトマトの密集栽培と整枝の方法
トマトを密植させたり、放任気味に育てたりする技術についても明確な基準があります。
風通しと無肥料による病気予防
肥料や農薬を使わず土が清浄に保たれていれば、株間を詰めて植えても病気は出にくくなります。
ただし、トマトは高温多湿の環境で病原菌が発生しやすい作物です。
密植させる場合でも、常に風通しの良さを確保する工夫が求められます。余分な湿気を溜め込まない環境を整えることが病気予防の鍵となります。
摘心をせず伸ばし続ける管理
一般的な栽培で行われるような、主枝の成長点を止める「摘心」は行いません。霜が降りて枯れる時期まで、枝を止めずに伸ばし続けます!
支柱の高さを超えた枝は、上部で横へ這わせるように誘導します。
過去に成長点を切る実験を行った際、株が弱ったり枯れたりした経験があるためです。自然な成長力を妨げないよう、切らずに伸ばし続ける管理が適しています。
出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより
※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。













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