自然栽培で20年の実績を持つ今橋さんが実践する、リーキ(西洋ネギ)の栽培方法を整理しました。
種まきから定植、草の管理、収穫、そして種取りまでの一連の工程が詳しく解説されています。
自家採種と連作を重ねることで、年々立派な株へと育っていく過程をまとめました。
リーキ栽培の年間スケジュールと育苗の方法
リーキの種まきは、春の2月から3月頃にかけて行います。
時期を少しずらしてまくことで、収穫の時期もずらす工夫が可能です。
今橋さんは年間でおよそ4000本ものネギ類を栽培しています。
育苗の方法は、セルトレイ(ポット)での育苗と畑への直播きの2通りです。
基本はセルトレイをメインに使い、直播きは保険として併用します。
- セルトレイ育苗:100穴前後のトレイを使用し、1穴に2〜3粒ずつ種をまいて覆土と水やりを行う
- 畑への直播き:約20cm間隔で筋を引き、すじまきをして土をかぶせる
セルトレイで育てた苗は、草丈が15cmほどに達した段階で畑へ定植します。
定植のタイミングと溝掘りのポイント
一般的には草丈30cmほどまで苗を大きくしてから定植する栽培者が多い傾向にあります。
しかし、今橋さんはセルトレイ育苗の15cmほどの小さな苗で畑へ植え付けます。
トレイの小さな穴の中では、それ以上大きく育ちにくいためです。
定植の時期はおよそ5月頃となります。
畑には深さ10cmほどの溝を掘り、そこへ苗を落とし込むように植えていきます。
平らな土の上に直接植えるよりも、畝を作って溝を掘ったほうが作業や管理がしやすくなります。
なお、定植の時期が3週間遅れるだけでも、収穫時の生育サイズに大きな差が出ます。
雑草管理と敷き草(草マルチ)の活用法
定植を行った後は、周囲に刈り取った草を敷いて草マルチを施します。
草マルチを敷くことで地面が覆われ、余計な雑草の発生を抑える効果が得られます。
ただし、地域や環境によってはナメクジの食害に注意しなければなりません。
ナメクジが心配な場合は、梅雨などの雨が多い季節を外してから草を敷く方法が有効です。
畑の草管理において、オオイヌノフグリの活用も興味深い事例として挙げられています。
オオイヌノフグリが一面に生えた場所で、草取りをした列と放置した列を比較しました。
その結果、草取りをせずに残した区画のほうがリーキの生育が良好だったのです!
オオイヌノフグリが地面を覆うグランドカバーの役目を果たし、土壌を保護してくれます。
この畑では、初夏以降の本格的な草取りは1〜2回程度で済んでいます。
連作と自家採種で年々株が育つ理由
動画で収穫されているリーキは、自家採種を7年続け、同じ場所で連作を7年重ねた株です。
自然栽培を始めた1年目は、ここまで太く立派な株には育ちませんでした。
栽培を始めて2年目の頃には、葉に穴を開ける害虫の被害が出た時期もあります。
しかし、その土地で種を採り、同じ畑で連作を続けていくうちに虫の被害は収まりました。
年数を重ねるごとに土と作物の調和が進み、年々太く立派なリーキが育つようになります。
一般には連作障害を警戒する声もありますが、自然栽培の現場では連作が作物の力を引き出します。
次世代へ命をつなぐリーキの種取り手順
リーキは種をまいてから花が咲き、種ができるまでに丸1年以上を要します。
タマネギなど他のネギ類と比べても、自家採種に少し手間と時間がかかる野菜です。
種取りを行う手順は次の通りです。
- 収穫期に大きく育った優秀な株を選び、目印の支柱を立てて収穫せずに残す
- 冬の間にその株を掘り上げ、採種用の別の場所へ定植し直す
- 翌春から初夏にかけてトウ立ちさせ、ネギ坊主(花)を咲かせる
- 花が終わり、種が茶色く熟してポロポロと自然にこぼれる状態になったら刈り取って採種する
動画で紹介された種は、8年目の自家採種種子にあたります。
命をつなぎ続けることで地域の気候や畑の環境に適応し、より育てやすい強い個体へと進化していきます。
出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより
※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。











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